他人の幸せを喜べる人と、喜べない人。
【要約】
他人の成功を見てモヤモヤしたり、嫉妬してしまうことはありませんか?
仏教では、自分と他人を比較してしまう心を「慢(まん)」と呼びます。
比較ゲームの苦しみから抜け出し、他人の幸せを喜べるようになるためのヒントをお届けします。
こんにちは、ヨシボウです。
今回は、ちょっと耳の痛いお話になるかもしれません。
誰かの成功を見たとき、あなたは心から「良かったね」と思えますか?
多くの方は、素直に喜べないと思うんです。
「他人の幸せを素直に喜べないなんて、自分は性格が悪いのだろうか…」と、自己嫌悪に陥ってしまう方もおられるかもしれませんね。
でもこれっていうは、あなただけではありません。
誰かと比べて嫉妬してしまうのは、人間としての「初期設定」のようなものなんです。
人間は比較の中で生きて、比較の中で幸せを求めているんですよね。
この記事を読んでいただければ、他人と比べる苦しみから抜け出し、心が少し軽くなるヒントが見つかるはずです。
それでは、はじめていきましょう。
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人の不幸は蜜の味?
家族や本当に仲の良い友人の良いニュースなら、私たちは心から「よかったね!」と喜ぶことができます。
でも、自分と似たような立場の人やライバルの成功となると、どうでしょうか。
「なんであの人ばっかり評価されるの?」
「自分の方が頑張っているのに…」
そんな黒い感情が湧いてくることがありますよね。
逆に、少し苦手だった人が失敗しているのを見ると、心のどこかでホッとしてしまう自分がいませんか。
「人の不幸は蜜の味」という怖い言葉がありますが、昔の人も人間にはそういう一面があることをちゃんと知っていたのです。
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私たちは「比較の中の幸せ」を求めている
なぜ、他人の成功が苦しいのでしょうか。
それは、私たちが「絶対的な幸せ」ではなく、「他人と比較した上での幸せ」を求めてしまうからです。
たとえば、自分の年収が500万円だとします。
周りの人がみんな年収300万円なら、少し優越感を感じて幸せな気分になるかもしれません。
でも、周りがみんな年収1,000万円の人ばかりだったら、急に惨めで苦しい気持ちになりますよね。
つまり、私たちは幸せそのものを見ているのではなく、「他人より上か下か」で自分の幸せを測ってしまっているのです。
だから他人の成功が苦しくなり、他人の不幸に安心してしまうのですね。
仏教では、この自分と他人を比較してしまう心を「慢(まん)」と呼びます。
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比較ゲームには終わりがない
この「慢」という心の厄介なところは、比較ゲームには決して終わりがないという点です。
勝って優越感を得ても「いつか負けるかも」と不安になり、負ければ当然苦しい。
上に行けば行くほど、さらに上がいることに気づくだけです。
比較で得られる幸せというのは、とてつもなく不安定なんですよね。
ぼく自身も、5年前に副業目的でブログを始めたとき、同じ時期にスタートした仲間が次々と成果を上げていくのを見てすごく苦しみました。
SNSで「これだけ稼げました!」という報告を見るたびに、「なんで自分はできないんだ」と落ち込み、嫉妬する日々だったのです。
自分のドロッとした感情と向き合うのは、本当にしんどい経験でした。
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「他人の幸せ」を喜べると人生は楽になる
では、どうすればこの苦しみから抜け出せるのでしょうか。
仏教が教えているのは、「他人の幸せを喜べる人が一番幸せである」ということです。
仏教には四無量心(しむりょうしん)という4つの大切な心がありますが、その中の一つに「喜(き)」というものがあります。
これは、他人の幸せを自分のことのように喜ぶ心のことです。
もちろん、これを実践するのは口で言うほど簡単ではありません。
人間はどうしても「自分中心」になってしまう生き物ですからね。
でも、少しだけ視点を変えてみてください。
もし他人の成功を素直に喜べるようになれば、世界中の誰かが成功するたびに、それが「自分の喜び」に変わります。
逆に、他人の成功を妬み続ける人は、誰かが成功するたびにダメージを受け続けることになるのです。
*四無量心については、こちらの記事で解説しています。
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嫉妬する自分を責めず、まずは「気づく」こと
仏教が伝えているのは、「嫉妬してはいけません」と自分を責めることではありません。
むしろ、「あぁ、今の自分は他人と比較して苦しくなっているな」と自分の心に気づくことが第一歩なのです。
嫉妬する。
見栄を張る。
マウントを取る。
「人間ってそういう不完全な存在なんだな」と認めていくこと。
そこからしか、本当の幸せは始まらないのかもしれません。
不思議なことに、自分の弱さを認められる人ほど、他人にも優しくなれるものです。
誰かがキラキラと輝いて成功しても、あなたの価値は一ミリも減りません。
誰かの人生がうまくいっても、あなたの人生が失敗になるわけではないのです。
仏教は、他人を蹴落とす教えではなく、比べ続けて苦しむ自分に気づかせてくれる優しい教えです。
もし今日、SNSを見てモヤモヤすることがあったら、ほんの少しだけ立ち止まって「あ、いま自分は比較しているな」と心を見つめてみてくださいね。
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まとめ
人の不幸にホッとしたり、他人の成功に嫉妬するのは人間の「煩悩」である
私たちは「他人より上か下か」という比較で幸せを測る「慢(まん)」の心を持っている
比較ゲームには終わりがなく、勝っても負けても心が不安定になる
他人の成功を喜べる(喜の心)ようになると、他人の幸せが自分の喜びになり人生が楽になる
嫉妬する自分を責めるのではなく「今、比較しているな」と気づくことが大切
誰かの成功は、あなたの失敗ではありません。
不完全な自分を優しく受け止めて、あなただけの人生を大切に歩んでいきましょう。
さいごまでお読みいただき、ありがとうございました。
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